記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

第3回 「犬のワンワンがうるさい」

みなさん こんにちは
今回は、たいていの方は経験されているんじゃないでしょうか?
ご近所の騒音トラブルです。
最近のホットな話題では、保育園不足で働きたいお母さんが困っている。
そこで、区や市が(勿論民間でも)保育園の用地を確保しようとすると、
「こどもの声がうるさい」ということで反対運動があっちこっちで起こってる。
(私が東京にいるときに良く聞いたのですが、東京(若しくは関東)だけの問題でしょうか?
地方ではそういう問題はないのかな?)

私も東京では共同住宅に住んでいて、また事務所も共同ビルの部屋を借りていたので、
「騒音、振動」問題は身を持って感じていました。

建物内部の騒音や振動は建物が防音施行がされていて作りもしっかりいていれば問題はないのでしょうが、・・・・
外部からの騒音は、如何ともしがたい。窓を閉めても結構聞こえてきますよね。
私の事務所は池袋にありましたが、池袋でも静かなエリアだったので、車両の通行も少なく、幸いなことに外部の騒音はあまり気になりませんでした。

東京から実家に移動してきて、東京では経験のない「動物の騒音」に遭遇しました。
夜中にワンワンワン、(寝てるのを起こされて)うるせーなというやつです。

東京でも犬を飼う人はいますが(よく散歩してる)ほえる犬って(地方に比較して)少なかったような気がします。
そういえば、(実家に住んでたころ)昔は(犬を飼ってる)家の前を通ると、「ぎゃんぎゃんぎゃん」あーびっくりっていうのは、よくありました。
番犬の目的で犬を飼うって家庭もたくさんあったので・・・・

前置き長すぎですいません。

今回は、騒音トラブルのなかで犬の騒音に対して法的な措置はとれるのか?
について話してみたいと思います。

法令上の規制

実は、民法に該当する条文があります。

民法718条
動物の占有者は、その動物が他人に加えた損害を賠償する責任を負う。ただし、動物の種類及び性質に従い相当の注意をもってその管理をしたときは、この限りでない。
占有者とは飼主のことです。

動物の鳴き声による迷惑も損害に該当します。
動物愛護管理法7条に「動物の所有者又は占有者は~中略~人に迷惑を及ぼさないよう努めなければならない」としています。
動物の飼い主は、他人に迷惑をかけてはならないと法律で定められているのです。

行政の規制

動物の騒音で困っている人は、先ず、飼い主に犬の騒音を防止するよう話し合いをすることをお勧めします。
行政(市役所等)に相談することも選択枝です。
東京都であれば騒音防止条例により規制しています。

騒音防止条例では、地域を特定して条例の適用を定めています。
特定の地域内の○○地域では、(例:第2種住居地域では)昼間は○デシベル以下、夜間は○デシベル以下にしなければならないと細かく規制されています。

動物の鳴き声は、生活騒音に該当します。
生活騒音の規制については、騒音防止条例では直接規制の対象にはなっていない場合が多いようです。
動物の鳴き声は、通常90~100デシベルに相当し、環境基準の騒音には該当すると思われますが、生活騒音なので、行政が介入しない場合が多いようです。

直接規制の対象になるかどうかは管轄の行政機関に問い合わせてください。
問い合わせ先ですが、私が在住していた練馬区では環境部環境課環境規制係、東京都では
環境局が該当します。

役所への相談については、相談に応じてくれるところもあれば、「民事間の紛争は市役所は介入できないので、民事間で話し合ってください」と言われる場合があります。私は後者のほうが多いのではないかと思いますが、先ずは管轄の役所に聞いてみてください。


法的措置

それでも解決されない場合、法的に何ができるのか?ですが、
一つは裁判所に訴えて、動物の飼い主に損害賠償を請求することです。
下級審の判例で鳴き声に対して何ら話しないにも応じない飼い主に損害賠償を命じた判決もあります。
そして、犬の鳴き声ではないのですが、ピアノを夜間に弾いた場合、弾くたびに罰金を払わせると命じた判決もあります。

損害賠償とは具体的には金銭賠償なので、物理的に犬の騒音を止めさせるわけではありませんが、
飼い主にとっては、犬の鳴き声を放置すると罰金をとられる(罰金ではないのですが性質が似ている)と考え、何とか防止策をとろうと考える・・とすると抑止策になり、結果的に静かな生活が戻ってくる・・・ようにさせる間接的な防止策・・となり得ます。

後者の判決(ピアノの騒音防止)の場合は、上記の目的の効果をより効果的に求めるものです。

また、裁判が長期化することが予想され、裁判が終わるまでの間に現在の騒音を何とかしてもらいたい場合には、「仮処分命令」の申し立てをすることができます。

「仮処分」とは、争いがある権利関係について、債権者(この場合は犬の騒音で困っている人)に生ずる著しい損害又は急迫裁判所が発令する決定のことです。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ひろ

Author:ひろ
藤田司法書士事務所
借金・遺産相続・労働問題・債権回収・建物明渡・消費者問題等の
生活の身近なトラブル解決に尽力している司法書士事務所です。
お気軽にご相談下さい。
高知県(幡多郡)四万十市中村東町2-8-7
藤田司法書士事務所

最新コメント

月別アーカイブ

相談メール

様々な問題で困っている方
お気軽にメールフォームからご相談下さい。
(当事務所での業務上対応できない範囲等その他の理由で、必ずしもご回答できない場合もあります)

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。